宇賀神様お祀りに関して

おまつりに関して
ご神像は神棚・仏壇など清浄な場所でおまつりいたします。
巳の日には卵やお酒をお供えします。供えたものはお下がりとして頂きます。
お参りお願いからでなく、感謝からはじめましょう。

浴酒供
密教系での宇賀神様の供養には浴酒供(よくしゅく)が
最高の供養といわれています。
大まかな内容としては純米大吟醸の日本酒を温め、
宇賀神様のご神像に直接かけます。
(宇賀神様のご神像は金属である必要があります)
1年に2回(春・秋)巳の日を加えた21座(1日3回×7日)行うのがいいとされています。
僧籍を持たない一般の方が行うのは難しく、浴酒供をしていただける
しっかりとした密教のお寺を探すのが一番いいと思われます。
浴酒供は温度等細かい決まりがあり、供養に粗相があったり間違うと
行った人にも罰が下ります。
信用できるお寺でして頂くのが一番と思います。
また浴酒供は一部文献化されていますが、基本的には口伝で教わるものなので
伝統ある密教のお寺(天台宗系、真言宗系)でないと難しいと思われます。
浴酒供の際に歓喜団をお供えすることが多いようです。

宇賀神様は力が強く秘仏の為、厨子に入れて普段は開けないよういたしましょう。
宇賀神様は「宝珠厨子」という特殊な厨子を使用しています。
一度おまつりしたら一生です。ご神像をお迎えする場合は
覚悟を決めておまつりしてください。
力の強い神様ですので粗相をすると恐ろしい神罰があります。

宇賀神様単独をお祀りする自信がない場合は、
宇賀弁財天様をお祀りするといいと思います。
宇賀弁財天様でしたら浴酒供の必要はありません。

天台宗の謙忠和尚(謙忠阿闍梨)は、浴酒供をはじめ、
宇賀弁財天法を編み出した方と言われ、
文献も少ないと言われています。

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